





嵐山周辺は、清水寺周辺とともに京都1の人気スポットです。嵐山の人気スポットの渡月橋はたくさんの人で賑わっています。
嵐山から北へ行くと嵯峨野となり、嵯峨野の竹林は京都らしさを感じられる散策路です。他の観光コースに比べると自然が豊かなのが特徴です。
お勧めのコースは嵐山→天龍寺→嵯峨野の竹林→常寂光寺→二尊院→祇王寺→大覚寺です。
このコースは天龍寺と大覚寺は雨の日でも楽しめます。レンタルサイクルもあるので自転車で周るのもお勧めです。
→嵐山
桂川にかかる渡月橋から嵐山が見渡せます。渡月橋は嵐山のランドマークです。嵐山は一年中多くの観光客がいて、桜のシーズンや紅葉のシーズンは特に混雑して、渡月橋を渡るのにも一苦労します。
桂川にかかるレトロな雰囲気の木橋です。車や自転車や人が行き交いますがどこか非日常的な風景です。
桂川の河原にはたくさんの桜が咲いています。河原にはソメイヨシノとシダレザクラが咲き、嵐山にはヤマザクラが咲きます。
桂川の周辺のモミジと嵐山全体が紅葉します。桂川に映る嵐山の紅葉が見応えがあります。
→天龍寺
渡月橋を北に少し歩くと天龍寺になります。足利尊氏が後醍醐天皇の菩提を弔うために創建しました。天龍寺の曹源地庭園は夢窓疎石によって作られ嵐山・亀山を借景した池泉回遊式庭園です。
嵐山に近いため嵐山の混雑に比例して混み合います。朝早くの拝観をお勧めします。
曹源地庭園の西に面した大方丈と北に面した小方丈があり、曹源地庭園は大方丈からは亀山を借景し小方丈からは嵐山を借景します。
大方丈から曹源地庭園をみると、壁やふすまが額縁のようになって、庭園が絵画のように見えます。
後醍醐天皇の像のある多宝殿の前には多くのシダレザクラが咲きます。
曹源地庭園にはたくさんのモミジがあり庭園中紅葉します。借景した山々の紅葉も一緒に楽しめます。
天龍寺の塔頭である宝厳院は桜のシーズンと紅葉のシーズンは特別公開されます。紅葉の美しさは素晴らしいです。
天龍寺を北に進んで西に曲がって進んでいくと野々宮神社に到着します。野宮神社を過ぎると嵯峨野の竹林が広がります。竹林の木漏れ日とそよぐ風は散策していて心地よいものです。竹林の道を抜けてると、小倉山の麓の紅葉の名所常寂光寺になります。
源氏物語にも登場する神社で、縁結びの神様でもあります。非常に小さい神社ですが、苔に覆われた境内は風情があります。
野宮神社を過ぎると竹林の道になります。夏の暑いときでも竹の葉が日差しを遮り、吹く風は涼しく心地よく散策ができます。
竹林の道から北に向かうと小倉山の麓にあります。紅葉の名所で特に仁王門付近の紅葉は絶景です。境内が斜面にあるため、散策には健脚が必要です。
→二尊院
二尊院は小倉山の麓にある天台宗の寺院です。本堂に2つの仏像が並んでいます。嵯峨野では目立たないスポットでしたが、JR東海のキャンペーンで知られるようになりました。
二尊院の入口付近の通称紅葉の馬場です。春には桜が咲くので、桜の頃には桜の馬場になります。
紅葉の馬場の紅葉です。本堂付近にもモミジがありますが、行き帰りに通るモミジの馬場が一番の見所です。
二尊院から北へ進むとつきあたりに祇王寺があります。小さな寺ですが苔の絨毯の庭園はとても癒されます。
→大覚寺
大覚寺は真言宗大覚寺の総本山で、皇室とのゆかりの深い寺です。建屋の中は広くしかも襖絵も豪華です。時代劇でも大覚寺が使われることがあるとのことです。大覚寺の隣には大沢の池があり、大覚寺から桜と紅葉の大沢の池が見ることができます。
大覚寺の拝観の入口です。隣には華道の専門学校があって、華道ともつながりが深いようです。
大覚寺の襖絵は豪華で美しくて目を引きます。部屋が多くて、多くの襖絵が楽しめます。
大沢の池にはたくさんの桜があり、水面に映る桜も楽しめます。
大沢の池にかかる紅葉は、池の背景にある山の紅葉とともに、水面に映えます。
→はじめに